「ファントムって好きなんだよね」
「は?」
「っていうような台詞が確か、アイドル防衛隊ハミングバードにあった」
「なんだそりゃ」
「まあともかくファントムはいい」
「どうしてそう言い切れるのだ」
「ファントム無頼を見れば分かる。おいらはエリア88よりこっちの方が面白いと思う」
「……」
「まあともかくファントムなんだが、ナガセのブログのこの記事の3枚目が特にいい」
「どうしてだい?」
「離陸するファントムを正面から見た絵なのだが、こういうアングルは実はこれまでのACE COMBATシリーズではあまり見られなかったものだ」
「そういえば確かに」
「正面から脚を収納するところを見られないことも多いと思う」
「なるほど。脚を収納しつつある点がポイント高いわけだね」
「実際、あっという間に終わってしまう作業だが、色気のあるシーンだ」
「中が少しだけ見えるのを隠すわけだね」
「チラリズムの世界だ」
「それはなんか違う……」
オマケ §
「メビウス1の初期機体もファントムだし、バートレットが乗っていたのもファントム。まあ再登場時はトムキャットなんだが。それはともかくとして。やっぱりファントムは別格だな」
「そうか」
「でも、セイバーの方が……とか言い出すときりがないけどな」
「セイバー? どこのアニメ?」
「F-86だよ」
「ぎゃふん」
「もっともF-104になると別世界に飛んでいって戻って来ない気がするけどな」
「最後の有人戦闘機だものね」
「この先にはもうUAVしかない」
「その割に、いっぱい有人戦闘機が開発されているけどね」
「それはそうだ。TLSとかMPBMとかLSWMとかADMMとかEMLで、アウトレンジから叩ければ別に激しい機動も凄い加速も要らないからな」
「それはなんか違う……」